滑り出しはよかったのだ
突然だが私はホットドッグが好きである。
専門店とかのすごく高級なやつもすきだけど
屋台やプールサイドのチープなやつもすきである。
その日はそんな「チープなホットドッグ」を
朝食にすることができた。かつ、意外とおいしかった。
このたくさんのったオニオンがいいかんじに
やすっちいもったりしたソーセージと
ねちっこいパンにサクサクした食感を加え
味のフュージョンを起こしてくれたのだった。
オニオンをかみ砕きながら思った。
新鮮な野菜をたくさん食べたいなあ…。
さっぱりしたサラダが食べたい。
高級住宅街・Chelseaをぶらついていると
そう思いながら分不相応に高級住宅地のChelseaをうろうろしていると
「Rabbit」というお店を見つけた。看板に目が吸い寄せられた。
(https://www.rabbit-restaurant.com/)
「新鮮な野菜がたくさん!」と書いてあるではないか!
一も二もなく飛び込んだ。
英語メニューの洗礼
しかし。大きな問題に直面する。
メニューからどんな料理か判断できないのだ!
ウェイターさんが「小皿料理から2品がおすすめだよ」
と言ってくれたのだが、その小皿料理の内容が全く想像できない。
英語力のなさ+メニュー表記のおしゃれさのダブルコンボだ。
もうこうなったら想像がつくものをとるしかない!
幸いどれも野菜が乗っているようだ。考えに考えた末
①Chorizo, Labneh, Crisp Bread & Kale 8.5
(たぶんソーセージにパリパリのパンがついてくるんだろう!
なんかケールってかいてあるし野菜が多そう!!)
②cucumber〇〇〇mayo〇〇〇stick〇〇…【書き留め忘れました】
(マヨネーズのついた野菜スティックだろう!!)
を選ぶことにした。賭けに出たのである。
(今思うとここで「salad」と書いてあるメニューを探すべきだった)
運命は非情である
待つことしばし。
「こちらです!!」ウェイターさんが微笑みながら皿を置く。
…?
…?????
たぶん①だ。
たぶん①だろう。ソースせんべいじゃないはず。
おそるおそる食べてみるとそぼろ状になったチョリソーと
のりとヨーグルトみたいなチーズにパリパリのナチョスがのってる
ということがわかった。わかったのだが。
(御多分に漏れず)量が多い!
しかも味は正直チョリソー+ヨーグルト+海苔というほかない。
別にさっきのホットドックみたいにフュージョンしている
わけではなく、それぞれが独立国家として権利を主張している。
さらにみんな塩辛いです。
さらにさらに味の変化もない。「単調」である。
つらい。
しかも野菜要素が海苔しかない。
いやでも、まだ野菜スティックが来るはず
追撃
ごとん。
…???????????????????
②だけど…やさい…スティック…じゃない。明らかに違う。
意を決して食べてみると
「牛ほほ肉のフライ」ということがわかった。
味はおいしい…が衣部分に強烈にバターがきいており
脂っこさがKONISHIKIレベル!!
野菜要素はこちらもゼロでーす!!
なぜなんだ…。なぜこんなことに…。
もっと英語を勉強しなきゃだめだ…。
悲しみと悔恨とともに咀嚼を続けていると
ウェイターさんがきらきらと輝く野菜サラダを運んで行った。
めっちゃおいしそうやーん!!それください!!それ!!
(たぶんsaladの分類のところにあったもの)
今回の「おいしい」度判定
(自らの「野菜食べたい」という気持ちの反動もあり)
残念ながら「☆1(地獄レベル)」であった。
有名なお店らしいし雰囲気もすごくいいので
あのおいしそうな野菜サラダを食べられていれば
たぶん☆4以上いったとおもう。不徳を嘆くばかりです。
わりと本気でおちこみました。
お店の名誉のために付け加えておくと
一緒に頼んだレモネードはすごくおいしかった。
あと悲しみに包まれすぎたためこの日の夕食については
コーヒー屋さんでトマトスープを飲むだけで終わらせたのですが
このトマトスープがめっちゃおいしかった。野菜食べたかったんだな、私…。
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