【イギリス料理に挑戦!!】Cullen Skinkを作ってみよう

スコットランド料理を作ってみよう

イギリス料理がおいしいことを証明するのがこのブログの目的である。

一方で、イギリスの外食はかなり高く(昼食で2,500円、夕食で5,000円ぐらいが普通)、

自炊スキルを磨くことが生きるために必須になってくる。…となれば、もし自分で

イギリス料理を作ることができれば、証明も節約も一度にできて一石二鳥である!!

というわけで、スコットランド料理のレストランで食べてそのおいしさに驚愕した

「Cullen Skink」というスコットランド料理に挑戦してみたいと思います。

後述しますが、かなり日本人好みの味で、材料も日本でも手に入るので、

おっ、もしかしたらおいしそうかも、と思われたら、ぜひ作ってみてください!!

Cullen Skinkとは

といっても名前から全くどういうものか想像がつかないと思いますが、

その実態は「燻製白身魚とジャガイモのスープ」です。名前の由来はCullen村の

Skink(古いスコットランド語で「牛のスープ」という意味)ということらしく、

まあ日本でいうなら「船場汁(大阪・船場の塩サバ汁)」みたいな感じでしょうか。

というわけで早速材料がこちら!!(奮発してM&Sという高級スーパーで買ってきました)

●燻製の白身魚(であればなんでもよいです。今回はサバ)

●玉ねぎ・ポテト・ねぎ・パセリ

●バター・牛乳・生クリーム・コンソメ

を使って作っていきます(これでだいたい3~4人分ぐらいです)。

下ごしらえパート

下ごしらえと言っても、野菜さんたちを刻むだけです。

①まずはポテトを一口サイズに切ります。

②玉ねぎはみじん切りです(全然みじん切りになっていないのは腕の問題なので見逃してください…)

③最後、ねぎをこれまた食べやすいサイズに切ります。

調理パート

それでは張り切っていきましょう!中くらいのお鍋を弱火寄りの中火にかけまして~

④バターを「えっそんなに!?」ぐらいの勢いでドカンといれます

カロリー?忘れましょう。そんな概念は存在しません。

⑤ほんでもって玉ねぎを投入、バターを絡めながら5分ぐらい炒めます。

玉ねぎの色がほんのり透明になってきたらいい感じ。茶色にはしません。

⑥ジャガイモを投入して、バターを絡めつつまた5分ぐらいじわじわ炒めます。

⑦コンソメ1個と牛乳(500ml)を投入し、火を弱火にして牛乳が分離しないようにします。

バターと牛乳の香りっていいですよね~

⑧燻製サバをそのままどさっと鍋に投入します。

⑨5分ぐらい待って、サバがあったまって柔らかくなったらいったん引き上げ

いれかわりにネギを投入します。

15分~30分ぐらいゆっくり煮込みます分離にご注意ください!!

その間、ミカンを食べて待っていることにしましょう。英国にミカンがあって

本当に良かった…しみじみ美味しい(seedless easy peelersという名前で売っています)。

⑪最後の仕上げに、先ほどの燻製サバを手でちぎって投入

(ミカンに気を取られすぎてちょっと分離してしまったのですが見なかったことにします)

一度煮てあるので、かんたんにちぎれます。サバの塩気があるので塩はいれなくて大丈夫です。

⑫最後に生クリームを投入してさっとかきまぜたら、

 お皿に盛りつけて、パセリを飾って、できあがり!!

日本人好みの「おいしいお魚スープ」です

このようにしてできあがったCullen Skinkですが、

クラムチャウダーをもっと滑らかで、かつさっぱりさせたような

使っている材料は濃厚なのに優しく柔らかい味わいのスープで、

玉ねぎはほとんどスープに溶け込んでおり、じゃがいもとネギも

まったりした口当たりになっていて、体をやわやわあっためてくれます

さらに、魚の旨味と塩気がスープ全体にじっくりと染み渡っていながら

燻製の香りが魚臭さを完全に打ち消して(だから燻製魚を使うわけですね)、

バター・牛乳・生クリーム三銃士のよい香りを存分に発揮してくれており、

魚を愛し、数々の魚料理を発展させてきた日本人の心にも沁みとおるおいしさでございます^^

(ひとりぐらしなのに4人前作ってしまうぐらいにはおいしいということです!!)

正直なぜ日本でクラムチャウダー並みにメジャーになっていないのか謎なぐらいおいしいこの料理、

秋・冬に向けてぜひご家庭でも作ってみていただければ幸いです!!さて、おかわりするか^^

ABOUTこの記事をかいた人

たかうじ

ひょんなことからイギリスに2年滞在することとなった食欲優先主義の社会人。イギリスのおいしいものを食べまくるぞ!と期待に燃えていたところ周囲から「いやいやまずいものしかないだろ」「いぎりすw痩せられるねw」「ウナギのゼリー寄せが名物とか笑える」などの心ないコメントを寄せられ、このブログを立ち上げる(そしてイギリスにも美味しいものがあることを証明して周りをあっと言わせる)ことを決意するのであった…。いま、真実を見極める旅が始まる!!