バスクの豚は優雅なり(ENEKO)

見るからにおしゃれそうな店を発見

今年はロンドンには珍しく晴天が多めなのであるが

この日はひさびさの雨であった。雨が降ると、一気に寒い。

早く入る店を探して、あったかいご飯を食べなければ…。

そう思っていると、見るからにおしゃれそうなお店を発見した。

ENEKO」というお店だ。全く何のお店かわからないが突入!!

なんと英字新聞がついてきた(レモネードがなかったので水を頼んだ)。

バスク料理に挑戦

入ってみてわかったのだが、バスク料理のお店であった。

割とお高めなのだが、22£のコース(メイン+つけあわせ+デザート)を頼んでみる。

逡巡の末、豚のソテーと蒸しブロッコリー、アイスクリームを選ぶことにした。

パンとバターを付けるか聞かれたが、量が予想できないのでやめておく。

しばらくして。ウェイターのお兄さんが満面の笑みでやってきた。

「ほら、かわいいでしょ?」言いながらお皿を置く。

おわかりだろうか

豚ソテーのお皿の蓋が豚になっていて、

来た時に立ててもらえて、豚を眺めながらご飯できるのだ!!

(豚の気持ちになると非常に複雑な心境だと思うが)

お味もすばらしい

しげしげと豚ソテーをながめる。

量的にはちょうどいいぐらいである。

デミグラスソースと、白っぽいのはトリュフソースのようだ。

ナイフをたてるとほろりとお肉がくずれ、口の中でとけていく

…おいしい!!豚の蓋に眺められつつ、バクバクといただく。

これならパンとバターをつけてもよかったかもしれないな(欲深)。

それだけではない。ブロッコリーもめちゃくちゃおいしい

松の実がのっていて、こりこりした食感

ぽくぽく歯ごたえのいいブロッコリーにぴったりだ。

非常に新鮮なブロッコリーで、日本より味が濃いような気がする。

しみいるようなおいしさだ…冷えた体があったまっていく

嬉しいけど寒い

そこに満を持して登場したのがアイスである。

山羊乳、バニラ、ダークチョコレートのアイスだ。

予想していたサイズの三倍くらい大きい。

口に順々に運ぶ。

山羊乳はさっぱりしたチーズみたいで、一番好きな味だった。

バニラは日本で食べるバニラ…の数倍エッセンス増しな感じ。

ダークチョコレートはめちゃくちゃダークチョコレート。

もはやアイスではなくチョコなんじゃないかぐらいチョコ。

どれもおいしい、めちゃくちゃおいしいのだが…寒い!!

体がどんどん冷えていく。予想できた事態で、あほあほである。

でもおいしいから食べる。寒い。おいしい。寒い。おいしい。

おいさむしい。さむおいしい。さむさむおいおいしいい。

今回の「おいしい度」判定

体が凍え切ったところで「おいしい度」判定!!

☆4(高級レストランレベル)」としたい!!

おしゃれな雰囲気の中で優雅な料理をいただくのはとてもすばらしい。

結果的にめっちゃ寒くなってしまったが、晴れた日にまた来たいと思った。

(ただ値段はかわいくないので、特別なときに来る用ですね)

ABOUTこの記事をかいた人

たかうじ

ひょんなことからイギリスに2年滞在することとなった食欲優先主義の社会人。イギリスのおいしいものを食べまくるぞ!と期待に燃えていたところ周囲から「いやいやまずいものしかないだろ」「いぎりすw痩せられるねw」「ウナギのゼリー寄せが名物とか笑える」などの心ないコメントを寄せられ、このブログを立ち上げる(そしてイギリスにも美味しいものがあることを証明して周りをあっと言わせる)ことを決意するのであった…。いま、真実を見極める旅が始まる!!