羊頭狗肉は困ります(Yauatcha)

クリスマスが近づいてまいりました

英国最大のイベント、クリスマスの時期であります。

街頭はどこもきらめくイルミネーションで一杯。

そんな時期にはやっぱり、あったかいごちそうで

おなかをいっぱいにしたいものであります。

老舗中華店ながらスタイリッシュ

そこで今回やってきたのが、名店と名高い「Yauatcha」。

老舗中華店でありながら外装はスタイリッシュそのもの。

広々とした店内はお客さんで一杯です。高まる期待感!!

きっとあつあつの点心が食べられることであろう…。

つばを飲み込みながら、同行者と1人50ポンドの基本コースを注文。

お茶を飲みながらキュウリのお漬物をかじっていると…

点心がどんどん!と運ばれてまいりました。

見たところ、蒸し餃子と春巻きと海老の揚げたのかな?

わーい!!おなかも空いているしさっそくいただきます!!

カリッ!サクサク!!海老もパンパンに詰まってる!!

…けど、なんていうのかな?うん…

となにやら違和感に襲われている間に、

鴨のサラダが到着。

崩すとたくさん鴨があらわれてボリューミー!

…なんだけど、うーむ?なんといいますか…

首をひねっていると腸粉(ちょうふん)が登場!!

このとぅるとぅるした食べ物大好きなんですよねー!!

これはテンション上がる!!勝った!!バクリ!!

…(・-・)ううむ…???

違和感の招待は

その瞬間、ここまで感じてきたなんとはなしの物足りなさ、

その正体がなんだったのかに気づいた。温度管理だ

そう、点心がアツアツじゃないのである。あったかいって感じ。

鴨のサラダも冷え冷えじゃなかった。どっちかというとぬるい。

私は熱いものはとことん熱く、冷たいものはとことん冷たく食べたい

温度管理過激主義者(アツヒエラディカリスト)であることから

このような不正義は固く許せない所存なのでござるござる!!

怒っていたら次の点心が運ばれてきたでござる!!

人参の粉を練りこんだ蒸し餃子やホタテ餃子でござるな。

見た目はきれいなんでござる!!具材も美味しいのでござる!

でも…あったかくなりきれてないのでござる(;;)

箸休めとして絶対的な安定感を誇るチンゲン菜も!

シメに出てきた焼きそばも!!

「熱い」のではなく「あったかい」のでござる!!(泣)

いや、わかる。「あったかい」が美味しいときもある。

屋台で買ったやきそばとかが寒空の下で冷えていって

ぼそぼそとした感じになるのを噛み切るときとか、

あの生ぬるい感じが郷愁を誘う時もあるのだ。

でも今じゃない!!寒いロンドンでは熱い点心が食べたい!

オサレなデザート(念のため申し上げておくが、

こちらのデザートはきっちり冷たかった)を

もしゃもしゃとかみしめながら、そう心の中で叫んだ―

今回の「おいしい度」判定

というわけで残念ながら「☆2」とさせていただく。

なんていうか…出てきた中国茶が茶葉が入っていなくて

おかわり(お湯)を注いでもらえないようになってたり

なんとなくちょっとケチい感じがあったのもマイナスである…

トリップアドバイザー等では好評なので、たまたま忙しかったのかも

しれないのですが、老舗中華店でロンドンの真ん中にあるので

前評判に負けない実力を見せてほしかったところ。

50ポンドは結構中華料理に払うお金としては高めなので

それも評価が辛口になってしまった原因かな…

中華街の「Green dragon」というお店なんかは

ウェイトレスさんがどばーん!!って勢い良すぎる感じで

お皿を置いていくけどアッツアツでおいしいんだぞ!!

沢山食べても30ポンドぐらいだし!!

もしかしたらお昼や単品料理は美味しいのかもしれないのですが

少なくとも夜のコース料理はおすすめしないというのが率直な評価です^^;

ABOUTこの記事をかいた人

たかうじ

ひょんなことからイギリスに2年滞在することとなった食欲優先主義の社会人。イギリスのおいしいものを食べまくるぞ!と期待に燃えていたところ周囲から「いやいやまずいものしかないだろ」「いぎりすw痩せられるねw」「ウナギのゼリー寄せが名物とか笑える」などの心ないコメントを寄せられ、このブログを立ち上げる(そしてイギリスにも美味しいものがあることを証明して周りをあっと言わせる)ことを決意するのであった…。いま、真実を見極める旅が始まる!!