ウィスタブルのオイスターフェスティバル

The world is your oyster.

イギリスのことわざに「世界は貴方の牡蠣である。」というものがある。

要は、世界をどんどんこじ開けて美味しい中身を味わっちゃおう!!

ということなのだが、イギリス人は牡蠣が好きということがわかる諺だ。

そんな牡蠣の聖地とされるWhistableで7月の3日間にわたって開催される

Whistable Oyster Festivalに行ってきたので、レポートをお届けしたい。

ロンドンから1時間半程度

Whistableは小さな(けれど現役の)港町である。

何でもローマ時代から牡蠣をとってきたとのこと。

ロンドンから電車で1時間半程度で行けるこちらの港町、

あいにくの曇天であったが、さて、どんなお祭りがそこに…!?

閑静な港町

遠くに牡蠣の養殖池が見える海

漁師さんのお着換え用のカラフルな倉庫が並ぶ

港の方に歩いていくと、歌声が響いてきた。

お祭りなので、特設のステージで歌や踊りが披露されているのだ。

露店では海の石を使ったアートや牡蠣のマグネットなどが売られている。

特設ステージで歌声を披露する地元の人々

たくさんの露店が並んでいる!!

しかしここに来たのはあくまで牡蠣のためである!

ストイックに行きたいところですね。ストイックに(キリッ)

と無駄に真剣な表情になりつつ牡蠣を探すと、ありましたありました。

売ってる売ってる

ただひたすらに牡蠣を剥くおにいちゃんたち

そのほかの海産物も並んでいるが…

ストイックに牡蠣に並ぶぜ!!

この牡蠣は12個で14ポンド(2000円ぐらい)

友人といったのでズラッと並べてみました

レモンとタバスコを好きにかけていいシステムである。

さっそく味わってみた生牡蠣は…海の味がする(^^)

(ちょっと小さめな気がするけど、しょうがないかな。)

イギリス人は基本的に牡蠣を生でしか食べないようで、

(焼き牡蠣も美味しいと思うのだが)生牡蠣しか売ってなかった。

まだまだ牡蠣を食べるぞ

しかしこの程度食べたぐらいでは満足はできない!

次の会場に移動してさらに牡蠣をむさぼるぞ!

…と思ったのだがここでにわかに雨脚が強くなってきた

雨天の会場

レモネードやさん

だがここでめげてはいられない!!

牡蠣をなんとしても食べるんだ…なんとしても!!

美味しそうなお店を見つけたのでダッシュで駆け寄る。

これは美味しそうな牡蠣!!

色んな調味料が用意されているのも素敵

こちらは6個で10ポンドと少し高めだったが

雨も強まってきているので迷ってはいられない。

店員さんに傘を持ってもらいながら調味料をかけ、

さっそくふりしきる雨の中するりと口に運ぶ。

降りしきる雨の中で撮影

お…

お…いしい!!

さっきの牡蠣よりはるかに大きくてプリプリ!!

濃厚な海の味を伴ってちゅるりと牡蠣が喉にすべりこむ感じは

生牡蠣にしかない魅惑の味わいである。いくらでも食べれちゃう!

そうそう、こういう牡蠣が食べたかったんだよ…!!

しかし感慨にふけっている間にもすさまじい雨風が襲い

傘が吹っ飛ばされそうになる。こんなすさまじい天気の中で

牡蠣を食べたのは初めてだ。ボーントゥービーワイルドだ。

でもなんというか…悪ガキ感があって楽しい。カキだけに^^

牡蠣をむさぼりたいあなたに

ここで同行者のひとりが傘を吹っ飛ばされてしまい

びしょぬれになりすぎたため強制的に帰宅したが、

天気に恵まれなかったけれど十分楽しいお祭りだった!

写真を撮り忘れてしまったが街のお店やレストランもおしゃれで

どんどん牡蠣を食べ歩いたらとても楽しいと思う。

一点だけ注意すべきは、クレジットカード万能社会ロンドンには珍しく

露店の多くが「現金のみ」であることで、キャッシュをある程度持っていないと

牡蠣をモリモリ食べているお客さんを指をくわえて見守ることになりかねないことだ。

あとけっこう店員さんの牡蠣を剥く速度がゆっくりめなのでのんびり見守ろう。

それさえ注意すれば楽しい牡蠣ライフを送ることができるだろう。

なんといっても、世界はあなたの牡蠣なのだから!!

ABOUTこの記事をかいた人

たかうじ

ひょんなことからイギリスに2年滞在することとなった食欲優先主義の社会人。イギリスのおいしいものを食べまくるぞ!と期待に燃えていたところ周囲から「いやいやまずいものしかないだろ」「いぎりすw痩せられるねw」「ウナギのゼリー寄せが名物とか笑える」などの心ないコメントを寄せられ、このブログを立ち上げる(そしてイギリスにも美味しいものがあることを証明して周りをあっと言わせる)ことを決意するのであった…。いま、真実を見極める旅が始まる!!