クリスマスにイギリスのご家庭にお邪魔したらとってもお正月だった件について(26日編)

26日の朝がやってきた

クリスマスは終わった…日本では。

しかしここイギリスでは、クリスマスは1月6日まで続く

(いわゆる「十二夜」まで。三人の王様がイエスを見つけたのが

1月6日だったということでこうなっております!!)

クリスマス飾り達も6日までは現役で活躍し続けるのだ。

「松の内」みたいな感じですな!!)

そして…今回滞在して分かったのだが、おせちと同じく、

クリスマスディナーも「なるべくクリスマス期間楽ができるよう

作られているのだ!今回はそれをご紹介しようと思う。

朝食:バブル&スクイーク

イギリス伝統料理がひとつ、バブル&スクイーク。

26日の朝食はこれである!!刮目せよ!!

①前夜のクリスマスディナーの野菜たちを用意します

②野菜をひとつかみ分ぐらいずつ、卵と一緒にミキサーに入れます

③粉砕します

④粉砕したやつを集めて練り、にんにくやスパイス、塩をふりかけます

⑤フライパンに投入

⑥焼けてきたらひっくり返します。形が崩れても気にするな

⑦なんかいい感じにオムレツっぽくなってきたらパン粉を振りかけて

⑧オーブンに投入

⑨焼けたら取り出す

⑩できあがり!

⑪おいしくたべます。めでたしめでたし(^^)

…以上が朝食である!!

まあ、あれです、スパニッシュオムレツみたいな感じ。

日本で言うとお好み焼きといえなくもない。

昼食・夕食兼用:ハム/ターキーのサンドイッチ

そして午後からは今度は親戚の皆様が

おじいちゃんおばあちゃん家に集合し、

みんなでボードゲームや会話やらを楽しんでいる。

そこに昨日の余りのハムとターキー

それにクリスマスプレゼントの中にあったサラミなんかが出て、

各自適当にバンズに挟んで食べる。食後にはもちろん…

①デデーン

②植木鉢でしょうか

③いいえ

④クリスマスプディングでーす!!

⑤こちらにブランデーをかけまして

⑥ボッとフランベ

⑦ヒイラギを飾ってできあがり!生クリームをかけてどうぞ

そう、イギリス版クリスマスケーキこと

クリスマスプディング」である。

シュトーレンみたいな感じの濃厚なフルーツケーキ。

お酒がきいているので非常に日持ちする(9か月くらい)。

昔は自作していたらしいのだが、現在は買う人がほとんど。

(ちなみに当方のダサセーターはこのクリスマスプディングでした。

It’s all good in the pudと書いてあります。

It’s all good in the hood(隣の家の花は赤い)を

もじったジョークです…イギリス人ダジャレ好きやな。)

おわかりいただけただろうか

というわけで、徹底して省力化をすすめているのである!!

おせちもだいたい1月3日ぐらいまで食べ続けることを考えると

クリスマスディナーはイギリスのおせちといえないだろうか(強引)。

3日間にわたってイギリスの一般的なクリスマスを説明してきたが、

非常に日本のお正月との類似点が多いように思った。

ざっと列挙しても

〇親戚一同が集まってゆっくり過ごす

〇24日の夜更けは教会でミサ(≒除夜の鐘をきく・神社参拝)

〇25日はクリスマスディナー(≒おせち)

〇クリスマスプレゼント(≒お歳暮・お年玉)

〇クリスマスカードを送り合う(≒年賀状)

〇クリスマス飾りは6日まで飾る(≒お正月飾り・松の内)

〇テレビ番組がクリスマス一色になる(≒紅白やお正月番組)

…と、類似点が多い(ちなみに、逆にイギリスの1月1日は

日本のクリスマスに近い(数ある祭日のひとつという感覚))。

あと、同僚が「クリスマスに実家に帰ると親戚のおばさんが

結婚しろってうるさいんだよね。めんどくさいめんどくさい

と言っており、なんだかそんなところもとってもお正月。

それでもみんなクリスマスを楽しみにしている

そんなところもとってもお正月。

国は違っても、やっぱり故郷への郷愁や家族の紐帯(としがらみ)は

変わらないんだなと、そんなふうに思ったクリスマスでありました。

お招きいただいたご家族の方々、本当にありがとうございました(><)

ABOUTこの記事をかいた人

たかうじ

ひょんなことからイギリスに2年滞在することとなった食欲優先主義の社会人。イギリスのおいしいものを食べまくるぞ!と期待に燃えていたところ周囲から「いやいやまずいものしかないだろ」「いぎりすw痩せられるねw」「ウナギのゼリー寄せが名物とか笑える」などの心ないコメントを寄せられ、このブログを立ち上げる(そしてイギリスにも美味しいものがあることを証明して周りをあっと言わせる)ことを決意するのであった…。いま、真実を見極める旅が始まる!!