ロンドンお好み焼き巡り②(Abeno)

お好み焼きを求める旅は続く…

前回のOKANのお好み焼きは最高だったのだが、温度過激派として、

「鉄板にのっているお好み焼きを食べたい」という思いが残った。

そこで赴いたのが、大英博物館近くのAbenoというお店である!!

このお店には鉄板があり、目の前でお好み焼きを焼いてくれる

同時召喚したオムそばが非常に目立っているが、

奥でお好み焼きが焼かれつつあるのにご注目いただきたい!!

(オムそば、大変優しくおいしい味でした、モグモグ。

ていうかキューピーマヨネーズおいしいんですよね…

ロンドンのマヨネーズはなんか…薄い…んですよね…)

お好み焼きの焼き方もちょっとおもしろく、

①生地を鉄板の上に広げる

②豚肉を生のまま上に乗せる

③鍋の蓋をかぶせる

④蒸し上げたら鍋の蓋を取り、ひっくり返す

⑤ソースとマヨネーズをぐーるぐる

⑥青のりさんとかつおぶしさんがこんにちは!!

⑦はい、できあがり!!アッツアツ!!おいしいおいしい

…後半えかきうたのようになってしまったが、

鍋の蓋が大活躍する珍しい(と思う)焼き方である。

しかし鍋の蓋で蒸しあげるため、ひっくり返すとき

けっこうしっかり固まっていて、裏返しやすそうだ。

いままでたくさんの罪のないお好み焼きたちをべしゃっ!!と

藤原道長に即流罪にされるレベルの崩れ満月にしてきた極悪人としては

このテクニックは積極的に学んでいきたい所存である。

肝心のお味だが、鉄板でしっかり保温されてあっつあつ(Good!)な

お好み焼きちゃんがやさしく舌の上でほどけていくさまはもうあの

ごめんね(胃が)空じゃなくって 口の中でほどける

思考回路はショート寸前 今すぐ飲み込むよ

丸丸した生地 moon light 節食できない midnight

だってじゅんじゅわおいしいよ お好み万華鏡

鉄板デザートへ舵を進める!!

お好み焼きのムーンライトハートアタックですっかり錯乱したため

いつのまにかデザートに白玉あずきホットケーキを頼んでしまっていた。

こちらの生地に…

こちらの白玉あずきちゃん(3人分)をいれまして…

またまたふたをいたしまして…

あっぱれな扇形に切っていただきましたところに…

さらにあっぱれな抹茶アイスさまさまがお越しになりまして…

那須与一もこれは撃ち落とせない!!圧倒的貫録ッ!!

お味は…もはや神の領域に突入しておられる。

あつあつのホットケーキの中に封入された

白玉とあずきが口の中で甘みと柔みをはじけさせ

そこにすかさず冷たい抹茶アイスが追撃、微かな苦みと

圧倒的な香気が口の中を一瞬吹き荒れてやがてやわらかく

あたたかい白玉あずきホットケーキにくるまれていく…。

それはまさに生命の誕生。万物創生。適者生存。万有引力。

ふるさとはここにあったのだ。ちょっとウサギを追ってきます。

今回の「おいしい度」判定

というわけで文句なしの「☆5」である!!

お好み焼きもあっつあつで素晴らしさしかないですし

白玉あずきホットケーキは宇宙のすごさを感じさせるおいしさ。

ロンドンでふるさとに帰りたい気持ちになったとき、ぜひ寄ってみてください。

ABOUTこの記事をかいた人

たかうじ

ひょんなことからイギリスに2年滞在することとなった食欲優先主義の社会人。イギリスのおいしいものを食べまくるぞ!と期待に燃えていたところ周囲から「いやいやまずいものしかないだろ」「いぎりすw痩せられるねw」「ウナギのゼリー寄せが名物とか笑える」などの心ないコメントを寄せられ、このブログを立ち上げる(そしてイギリスにも美味しいものがあることを証明して周りをあっと言わせる)ことを決意するのであった…。いま、真実を見極める旅が始まる!!