バースである
ずっといってみたかったバースにきた。
テルマエ・ロマエを読んだ方ならおわかりだと思うが
ローマ人は日本人に匹敵するぐらいお風呂が好きだった。
イギリスを侵略したローマ人も、お風呂に入りたかった。
そして、ここバースにお風呂を見つけ、聖なる浴場として
大切に大切に、ゆっくりお風呂を楽しんだのだ。
数時間ゆったりとぬるま湯につかりつつ、
牡蠣やはちみつケーキを楽しんだのだそうである。天国ですね。
小一時間問い詰めたい
…なんで現在のイギリスにその文化が引き継がれなかったの！？
どうしてイギリス人はシャワーしか浴びないの！！
しかもシャワーをトイレと一緒にしちゃうし！！
シャワー浴びるたびにトイレットペーパーがびちょびちょになるんだよ！！
あったかいお湯がなかなか出てこないし！！さむいんだよ！！
あと湯船につかりたいの！！湯船があっても体あらう場所とわかれてなかったら
いちいちお水捨てなきゃいけないでしょ！！なんでわからないの！！そういうことが！！
ぺかぺかの陽気である
そんな怒りを虚空にぶつけていたらおなかがすいてきた。
イギリスには珍しく、太陽が明るく街を照らしている。
こんな日は外で食べたい。きょろきょろしていると
露店のハンバーガーやさんのおやじさんと目が合った。
…こやつ、できる！！
直感した。きっとここのハンバーガーはおいしい。
さっそくチキンバーガー（2.5￡）をたのんでみる。
待っている間にレモネードも調達してきた（レモネード狂）。
潮風がおにぎりをおいしくするように
近くのベンチに腰かけて、チキンバーガーをほおばる。
野菜がたくさん入っていて、チキンもさくさくだ。
がつがつと口に運びつつ、レモネードをごくり。
太陽が照り付けてくる。涼しい風が吹く。
美味しいに決まっている！！
海水浴場でたべるおにぎりや焼きそばがおいしいのと同じである。
雰囲気、周りの環境も、食に大きく影響するのだ。
ああ…ここは天国に違いない。
おふろあがりのローマ人にこのレモネード＋ハンバーガーセットを
売ったら、大金持ちになれたかも、なんておもいつつ、ゆっくりたのしんだ。
今回の「おいしい度」判定
（雰囲気加算を前提に）「☆５（天国レベル）」！！
旅先で食べると、その思い出と一緒に味が記憶できるので、
思い返したときさらにおいしくかんじるんですよね。
バースはコーニッシュぺストリーやサイダーが名産なのですが
それに一切目もくれずにハンバーガーをもぐもぐしてしまったのでした。
まあ、おいしかったので万事よし！！すべて世は事もなし！！
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